新しい年が始まりました。2021年が私たちにとって明るい年になることを願ってやみません。世界各地でワクチン接種が本格化しています。COVID-19(コロナ)やHPAI(高病原性鳥インフルエンザ)の制限の中にもかかわらず、種鶏や初生雛を出荷する機会が増えているのは喜ばしいことです。コンパートメント化に投資し、世界中に複数の育種センターを建設することが、ヘンドリックス・ジェネティックスにとって正しい選択であったことを示しています。何よりも感謝しなければならないのは、ヘンドリックス・ジェネティックスの製品とスタッフに対する皆様の信頼、そしてこの数ヶ月間、時には皆様にお願いしてきた忍耐力です。私たちは共に、世界中の持続可能な鶏卵生産に大きく貢献することができるのです。
今回のレイヤー・ビジョンでは、現場からの話をいくつかお聞きすることができました。同僚のヤロスラフ・ネミロフスキーは、ロシア最大のインテグレータ企業の一つであるシンヤヴィンスカヤの取締役であるアーサー・ホルドエンコ氏にインタビューを行いました。そして、私たちはタレー氏のインタビューを行うことができました。彼は新型コロナ禍にどのように対処したのか、そして、シエラレオネ共和国の ISA ブラウンの鶏群で113 週齢を超えるまで飼養できたことを話してくれました。
この号では、ヨーロッパの一部での最近の傾向であるオスの育成飼育について取り上げています。過去数十年の間(オスの育成が一般的慣習であり続けた世界の他の国とは対照的に)ヨーロッパでは珍しいことでしたが、現在進行中の初生オス雛淘汰についての議論とともに増加しているようです。
このレイヤー・ビジョンでは、鶏卵業界の友人であり、家禽の健康に関する世界的に有名な専門家の一人であるザヴァラ博士をお招きしました。博士はこの機会を利用して、多因子アプローチによる鶏群のパフォーマンス、健康、生存率についての記事を執筆してくれました。
ヘンドリックス・ジェネティックスは、ベルン大学のトスカーノ博士と彼の研究グループとの共同研究を強化し、HenTrackプロジェクトに参加しています。ヘンドリックス・ジェネティクスでは、将来の飼料の可能性のある昆虫の育種と遺伝子選抜に関する研究も行っています。
このレイヤー・ビジョン第24号では、第15回目バイエルン(ドイツ)平飼鶏舎システムにおける採卵鶏ランダムサンプルテストにおいての、デカルブ・ホワイト採卵鶏が達成した結果をまとめています。
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